近親者のみで執り行う家族葬のマナーや服装

声掛けをどこまで行う必要があるのか

家族葬では、遺族だけに限定するのか、親しい人だけに限定するのか、範囲に対する認識にも違いがあります。故人の兄弟を家族に含むのか、ほとんど付き合いのない親族なども含めて、喪主が呼ぶ方を決めることができる葬儀のスタイルであるのも特徴です。案内できない旨を伝えきれない方々に対しては、声掛けを行いますが、故人との面識がさほど無い場合には、家族葬の案内を控えます。と言うのは、赴くことが叶わず、せめてもの気持ちで、香典や供花を届けるケースも考えられるためです。

周囲への葬儀に対するお知らせを考える

家族のみの葬儀の認識はあまり浸透しておらず、執り行うにも親戚や隣近所にはその旨を伝え、理解を得ておくのもマナーです。また、参列を断りたい場合、弔問客への対応が疎かになる懸念もあるため、家族のみで葬儀を執り行う旨の文章を準備しておきます。その際、香典や供花、弔電の辞退も記載しておくことで、先方にも親切丁寧さが伝わります。もちろん、訃報を知った方が参列しないためには、身内以外の参列をお断りします、などのお知らせを回覧板などで回しておくのも1つの手です。中には、香典を持参される方も少なくはなく、この場を想定し、服装も身なりも整え、通夜料理の準備も必要ですし、四十九日法要を終えて、挨拶状と返礼品を送るのがマナーです。

夏用のブラックフォーマルで対応

気心の知れた近親者のみの家族葬では、服装も重要視すべきで、故人を弔うための儀式であることを念頭に入れ、一般葬と同じ喪服が適しています。もちろん、親族や会葬者、通夜や葬儀でもマナーに多少の違いが生じますが、どの場合においても、黒のフォーマルな服装が適正です。男性の場合にはブラックスーツ、女性は膝丈の黒いワンピースやスーツを着用します。夏用と冬用の礼服がある中、一般的にはオールシーズン対応の礼服が望ましいものの、生地の厚みがあり、夏用を購入しておくのが望ましいと言えます。と言うのは、気温差で暑くても冬用は袖めくりができないこともあり、冬には薄い生地の夏用でも、上からコートを着用すれば解決できます。色は黒や紺がよろしく、毛皮は殺生をイメージさせるためタブーで、家族葬では式場あるいはご自宅での場合、入る前にコートは脱ぎます。子供の場合には、制服指定の児童であれば制服を着用させます。派手さ、煌びやかさなどは不要で、結婚指輪や数珠以外のアクセサリーは身につけないのも大切なことです。

ピックアップ記事一覧